秋の味覚の代表格であるさつまいも。
美味しいだけではなく、栄養も豊富で、朝食やおやつに最適です。
そんなさつまいもですが、少しの手間を加えると甘味がアップし、もっと美味しくいただく事ができます。
そこで気になるのが、甘くなった事によるカロリーやGI値の変化。
そこで、今回は
について調べてみました。
さつまいもを甘くする調理前のひと手間
スーパーで買って来たさつまいも、芋掘りに参加して土から掘って来たさつまいも。
どちらのさつまいもも、調理前にひと手間加える事で、美味しさがアップします。
条件に合った方法を選んでお試しください。
天日に干す
掘ったばかりのサツマイモは水分がたくさん含まれており、乾燥させて日持ちを良くする為にも1週間ほど天日に干します。
水分が抜けるということは、味も凝縮されて美味しくなるという事です。
- 土をよく落として新聞紙に並べ、雨に注意しながら3~4日日光に当てる。
- だいぶ乾燥したら、1本1本新聞紙にくるみ、段ボール箱に入れ保存。
- 風通しを良くして1~2週間室温におけば食べごろ。
調理する前に塩水に浸す
スイカに塩をかけると甘みが増すように、味の対比効果を利用した方法です。
- 2ℓの水に対して塩大さじ1くらいを目安に、サツマイモが浸かるくらいの塩水を用意する。
- サツマイモを浸し、1時間~半日置く。
- 水気をふきとり調理する。
サツマイモが甘くなる調理方法
次に、サツマイモを甘くする調理方法です。
焼き芋が甘いのは、加熱中にイモの中のアミラーゼという酵素がでんぷんを分解してぶどう糖を作るからです。
お手軽焼き芋
甘く楽しむ方法と言えばダントツでおすすめなのが焼き芋。
庭で枯葉を集めて…というところから始めなくても、手軽にオーブントースターや魚焼きグリルでできます。
電子レンジのオーブン機能でも可能。
アルミホイルに包み、80~100度で1時間ぐらい、時間が無い時は150度くらいで30分以上焼くだけです。
時間はかかりますが、甘くてホクホクに仕上がります。
また、火を止めたあと10分~20分置いておくとねっとりした安納芋のようになります。
イモの内部の温度はじわじわと上がるので、糖化に適していると言えますね。
炊飯器でお手軽ふかし芋
こちらも糖化に適した調理方法で、炊飯器でできる手軽さがおすすめポイントです。
炊飯器に皮つきのサツマイモをそのまま入れ、1カップの水も入れます。
あとは普通に炊飯スイッチを入れるだけです。
大きな芋は切る必要がありますが、糖化に必要なデンプンが水に流れ出さないよう配慮が必要です。
なるべく芋の切り口が水に浸からないように配置しましょう。
炊きあがっても固いようなら、そのまま保温し5分ごとに竹串などでチェックしてみてください。
甘くなったサツマイモはカロリーも上がるの?
サツマイモのカロリーはだいたい
・Mサイズ1本200g(264kcal)
・Lサイズ1本300g(396kcal)
です。
調理法などによって糖度が上げるとカロリーも上がるのではないか…と気になるところですが、調理法により糖度が上がっても、カロリーはそのままです。
さつまいもが甘くなるのは、含まれるデンプン質が分解されて果糖が出来るからです。
しかし、デンプン質も果糖も同じ炭水化物で「1g」が「4kcal」であることの変化はありませんから、甘くなることでカロリーが高くなると言う事はありません。
同じカロリーならば、甘くて美味しくなったさつまいもを食べたいですね。
甘くなったサツマイモはGI値も上がるの?
食物繊維たくさんでダイエット中のおやつに最適!
というイメージを持つさつまいもですが、詳しい栄養素やGI値についても調べてみました。
サツマイモのGI値
サツマイモのGI値は55です。
炭水化物にしては低めです。
これは食物繊維やポリフェノールの働きで、ゆっくりと糖質が吸収されるからです。
ですが、調理法によって糖度を上げると、カロリーは変化しないもののGI値は上がります。
・ふかし芋・・・45〜50
・焼き芋・・・80〜85
・天ぷら・・・65〜70
焼き芋や大学芋などを毎日おやつにしてしまうと、ダイエットどころか太ってしまいますね。
サツマイモに含まれる栄養素
サツマイモの栄養素
便秘改善に効果的な食物繊維やヤラピンはもちろんのこと、風邪の予防や疲労の回復などに効果があるビタミンCを多く含んでいます。
サツマイモの場合、でんぷんに守られて加熱しても壊れにくいのが特徴です。
皮にはポリフェノールであるアントシアニンとクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用があるためアンチエイジング効果が期待できます。
終わりに
さつまいもを美味しく健康的に食べる為の情報をまとめてみました。
さつまいもに手間を加えたり、調理法を工夫したりしつると、甘さをアップさせる事ができるんですね。
甘くなったサツマイモは美味しいけれど、やはりカロリーやGI値はそこそこあるので、考慮しつつ食べたいところですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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