電動アシスト自転車と言えば、ラクに長距離を移動できる自転車ですよね。
通勤や通学に電動自転車を使っている方も多いと思います。
「電動自転車=運動量が少ない=痩せない」と考えてしまうところですが、実は、電動自転車はダイエットにとても効果的なんです。
今回は、電動自転車で痩せるメカニズム、運動量やカロリーについて解説します。
電動自転車で痩せる理由
電動自転車は有酸素運動が捗る
通勤・通学に、一般的な自転車ではなく楽ちんな電動自転車を使っても痩せる理由は、有酸素運動が捗るという点に尽きます。
有酸素運動とは、ウォーキングやランニングに代表される運動ですが、呼吸により酸素を取り入れながら長い時間続けるゆったりとした運動の事です。
この有酸素運動は健康の基、ダイエットに欠かせないなどと言われていますよね。
電動自転車での走行は、楽チンとは言え脚を使いこぎ続ける、立派な有酸素運動です。
軽い運動をできるだけ長く続ける事で、体内の脂肪をエネルギー源として消費し、その結果、痩せるのです。
通勤や通学に電動自転車を使っている場合、嫌でもこの有酸素運動を毎日やる事になりますよね。
電動自転車での有酸素運動を習慣化するという事は、健康的に痩せるという事に繋がるのです。
電動自転車は膝や足首に負担が少ない
電動自転車は、有酸素運動を苦痛なく長時間続けられるという点で理にかなった運動ツールです。
体内の脂肪の燃焼率を上げるためには、最短でも20分以上の有酸素運動が必要と言われていますよね。
ランニングやウォーキングをやった事がある方はご存知でしょうが、定期的に運動し、それなりの筋肉がついて身体が慣れるまでは、よく膝や足首などの関節を痛めてしまうものです。
しかも、ランニングやウォーキングは1時間も続けるとけっこう疲れるんですよね。
電動自転車での走行は、膝や足首などの関節にかかる負荷が少ないので、ランニングやウォーキングに比べると、苦痛も少なく、長い時間有酸素運動を続ける事が可能です。
この苦痛感が無く長く続けられるという点が、電動自転車によるダイエットの利点です。
普段運動を全くしていない方や中高年の方にも最適な運動方法であると言えます。
電動自転車は下半身の筋肉を使う
人間の体に備わる筋肉の70%は下半身についています。
太ももの前や後ろ、ふくらはぎなど、下半身には大きな筋肉が多いのです。
下半身を主に使う自転車運動は、多くのエネルギーを消費するため、ダイエットに効果的と言えます。
電動自転車の運動量と消費カロリー
運動などで消費したカロリーは、運動強度METs(メッツ)に体重と時間をかけて算出します。
運動 | 運動強度METs |
ランニング | 9.8METs |
スイミング | 8.3METs |
一般の自転車 | 5.8METs |
ウォーキング | 4.3METs |
電動自転車 | 3.0METs |
電動自転車での運動は、ウォーキングやランニングと比べて、運動強度が低い事が分かります。
運動強度が高いと、疲労も激しく、長時間継続する事が難しくなり、さらに怪我のリスクも高まります。
運動強度が低いと、消費カロリーは少なくなりますが、疲労が少ない分、長い時間継続して運動する事ができるので、結果的にキツイ運動を短時間行った場合と運動量が変わらないという事になるのです。
有酸素運動は長時間続けるとダイエットに効果的であるという点から見ても、低い運動強度の運動を長時間行えば、効果的にカロリーを消費できるんですね。
電動自転車30分・1時間の消費カロリー
ちなみに体重70㎏の方が1時間電動自転車で走行した場合の消費カロリーはこちら。
これは、ウォーキングならだいたい2㎞を歩くほどの消費カロリーです。
ラクなのに、意外と消費していると思いませんか?
電動自転車でダイエットのデメリット
通勤・通学に電動自転車を使うとダイエットになりますが、一番のデメリットは「雨の日はしんどい」という点です。
カッパを着て、雨の中走るという方ももちろん少なくありませんが、雨の日は車や公共交通機関で…というふうになってしまいますよね。
しかし、雨の日はサボるのもアリだと思います。
もちろん毎日続けた方が効果的に痩せられますが、ダイエットは長期間コツコツと続ける事が重要。
自分を追い詰めず、無理なく目標体重を目指しましょう。
まとめ
電動自転車で痩せる件について解説してきました。
まとめると以下の通りです。
▶関節を痛めるリスクが少なく、運動不足の方や中高年の方にも最適
▶電動自転車を1時間こぐとだいたい200~220キロカロリー消費する
最近は、車通勤をやめて電動自転車通勤にする方も多いのですが、これは本当にオススメです!
初期投資として電動自転車代はかかりますが、車の維持費が無くなり、健康的に痩せられるというメリットはかなり大きいのではないでしょうか。
ぜひ電動自転車ライフをスタートしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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