街の自転車屋さんに勤務してウン十年、171㎝・75㎏、運動不足で腰痛持ちのbikeです。
車通勤から自転車通勤にかえて、半年が経過しました。
今のところ、デメリットを上回るメリットを感じており、車通勤の方にはぜひ自転車通勤を検討してみることをオススメします!
ちなみに、自転車通勤のメリット・デメリットはこちら。
- 毎日同じ時間に出発すれば同じ時間に着くため、渋滞とは無縁の生活になる。
- 有酸素運動になるため、体脂肪率も落ち運動不足の解消とストレスの軽減になる。
- 現在高騰しているガソリン代には無関係となり、お財布にも優しい。
- 雨の日に服や荷物が濡れるため、雨の日対策を行わなければならない。
- 大きな荷物は持ち運びできない。
健康面と経済面、どちらにとってもメリットが大きい自転車通勤は、これからの時代にマッチしていると感じているところです。
健康診断の結果も良くなり、うれしいかぎりです。
このメリット・デメリットをふまえ、「自転車通勤はじめてみようかな」と迷っている方に向けて
についてご紹介したいと思います。
自転車通勤に必要なグッズ
結論からになりますが、自転車通勤に必要なものはこちら。
▼必須グッズ!▼
- リュック・カバン
- グローブ
- レインコート
- ヘルメット
- 眼鏡(サングラス)
- パンク修理キット
▼あればより安心なグッズ▼
- バックミラー
- テールライト
以下、ひとつずつ詳しく解説していきます!
バックパック
通勤する自転車にもよりますが、カゴがついていない自転車で通勤する場合、背負えるカバン(バックパック)が必要になります。
容量の他にも、リフレクターがついているもの、防水機能に優れたものを選ぶようにしましょう。
オススメは断然、deuter(ドイター)のトランスアルパインです。
ドイターのトランスアルパインは、自転車用乗り用に作られたバックパックで、防水カバーが備わっていたり、痒い所に手が届くポケットがたくさんついていたりと機能性に大変優れています。
短距離だし、荷物も少ないし、そこまで機能的じゃなくても…という方には、普段使いもできるメッセンジャーバッグがオススメです。
メッセンジャーバッグは容量が少な目のものが多いですが、物を取り出す時に、背中からクルッと回して取り出せるという手軽さが魅力です。
グローブ
安全面を考慮すると、夏でも着用しておきたいのがグローブです。
寒い冬は防寒対策に必要不可欠ですが、暑い季節でも手汗で滑ることを防ぎ、転倒した時のケガも防いでくれます。
あまり知られていませんが、自転車の転倒事故で一番多いのが手のひらのケガです!
レインコート
自転車通勤に必須なのが、雨対策のレインコートです。
短距離ならば安いもので十分ですが、長距離の場合は耐水圧(水が浸み込むのを抑える力)、透湿性(湿気を外に逃がす性質)をチェックし、耐水圧・透湿性が優れたものを選ぶようにしましょう。
耐水圧と耐えられる雨の目安はこちらをご参照ください。
耐水圧 | 耐えられる目安 |
300㎜ | 小雨 |
2000㎜ | 傘が必要な中雨 |
10000㎜ | どしゃぶりの大雨 |
20000㎜ | 台風などの豪雨 |
続いて透湿性についてです。
透湿性とは、「24時間に何gの水分を外に出すのか」ということを数値で表したもので、透湿性に優れたレインコートは蒸れにくく、夏でも快適です。
目安として成人のかく汗量は
大人の安静時 | 約1,200g・24h |
ウォーキングなどの軽い運動 | 約12,000g・24h |
ランニングなどの激しい運動 | 約24,000g・24h |
とされています。
蒸れにくく快適なレインコートは、最低でも5,000g、可能なら8,000gのものから選びましょう。
このように、機能重視で選ぶとアウトドアブランドのレインコートに行き着くと思います。
アウトドアブランドのレインコートはおしゃれで機能性も抜群!
でも、値段が高いんですよね…。
社会人には盲点ですが、学生服でおなじみ「トンボ学生服」のレインコートは軽量で耐水圧にも透湿性にも優れています。
お値段もアウトドアブランドのものに比べると格安です。
デザインは当然のことながら学生仕様ですが、こだわりがない場合はオススメです◎
ヘルメット
安全面を考慮し、絶対に準備しておきたいのがヘルメットです。
ヘルメットと言えば、工事現場などで使うというイメージから「ダサい!」と思われる方も多いのではないでしょうか?
しかし、 最近ではスポーツテイストのスタイリッシュでおしゃれなデザインのヘルメットも市販されています。
ちなみに私はこのヘルメットを使っています。
bern (バーン)のヘルメットです。
マットなブラックでヘルメット感が無く、かぶり心地も快適で気に入っています。
眼鏡(サングラス)
夏場などは強い太陽光、紫外線の影響が気になりますよね。
目から入る紫外線は、頭痛などを引き起こすので、対処が必要です。
自転車で通勤する時も、眼鏡(サングラス)を着用することをオススメします。
強風や虫などから目を守るためにも必要です!
パンク修理キット
自転車通勤にはパンクが付き物です。
パンクした時に応急処置できるよう、パンク修理キットを持っておくと安心です。
自分で修理する自信がない、という方は自転車用ロードサービスに加入しておくと安心です◎
自転車用ロードサービスとは、車でいうところのJAFです。
全国どこで自転車トラブルにあっても、24時間365日いつでも救助スタッフが助けに来てくれます。
お値段は車と比較しても格安(年間3400円、月換算すると月々283円)で事故や故障に備えられるので、入っておいて損はありません。
万が一の事故で加害者となってしまった場合にも、代理人として相手側と交渉をしてくれるので、高校生や中学生など、学生の方にもオススメです!
私の店にもよく事故にあわれた方が来店しますが、このような事故の場合、9割以上、ほとんどが男子です。
男子中学生、男子高校生の親御さんは検討してみてはいかがでしょうか?
通勤・通学中に転んでしまい、自転車が壊れてしまった場合、助けに来てくれる人が近くにいない場合にもとても便利なサービスです。
壊れた自転車を車で持って帰ろうとしても、思っているより大きく、重量もあり、一般的な車にはのらない場合が多々あるため、転ばぬ先の杖として入っておくことをおすすめします!
詳しくはこちらをご参照ください。➡自転車用ロードサービス公式サイト
バックミラー
自転車での事故を防止するために、右左折の時などの後方確認は必須です。
後方確認を目視ですると、当然のことながら正面への注意がおろそかになってしまい、バランスを崩して転倒したり、前方の障害物や対向車にぶつかってしまうことも。
自分の身を守るためにも、バックミラーは付けておきたいグッズです。
会社に着いた時に髪型を直したりするのにも使えますよ◎
リアライト
自転車に備わっているライトと言えば前方を照らすフロントライトですが、後ろに取り付けるリアライトもできれば付けておきたいグッズです。
たいていの場合、自転車の後ろには反射板がついていますが、リアライトを取り付けることによって、安全性がぐんと高まります。
なぜなら、夜に起こる衝突事故は、前から追突されるよりも後ろから追突されるケースの方が圧倒的に多いからです。
リスクを低減するためにも、リアライトを取り付けておきましょう。
終わりに
自転車通勤を始めるのに必要なもの、便利グッズについてご紹介しました。
ライトなどは自治体によって規定がある場合があるので、確認してから購入してくださいね。
もとより、安心安全な自転車通勤ライフを送るためには、慌てずに余裕を持って出発することが重要です。
健康面でも経済面でもメリットが大きい自転車通勤、ぜひ検討してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
▽この記事を書いた人▽
【bike】
学生時代のバイトから早20年以上サイクルショップで勤続しています。
自転車技師・整備士の免許も取得し、現在も町の自転車屋さんで働きながら、「中の人しか知らない情報」を発信していきます。
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