2021年の十五夜は9月21日火曜日です。
2021年の十三夜は10月18日月曜日です。
お月見したい!
そう子どもに言われても、具体的に何をする行事なのか分からない…という方も多いのではないでしょうか。
月のきれいな夜に、おだんごを食べながら月を観察する、というだけでももちろん楽しいのですが、「お月見」とは正式にどのようにすごす行事なのでしょうか。
中秋の名月と十五夜は同じ意味?
月見団子の数は何個?
お供え物の意味は?
お月見すると何か良い事あるの?
などなど、知っているようで知らないお月見。
そこで今回は、お月見について徹底調査してみました。
なぜ十五夜?中秋の名月とは
十五夜と中秋の名月は「秋の真ん中に出る月」という同じ意味をもつ言葉です。
かつて使われていた旧暦では7月~9月が秋とされており、秋の真ん中はちょうど8月15日にあたります。
だから「十五夜」なんですね。
現在の新暦は旧暦と1~2か月のずれがあるため、「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」を十五夜としています。
2022年の十五夜:9月10日(土)
2023年の十五夜:9月29日(金)
2024年の十五夜:9月17日(火)
2025年の十五夜:10月6日(月)
今年の十五夜は9月21日火曜日です!
お月見のお供え物を準備する
美しいお月様を好きなように見れば良いと思いますが、たまには昔から伝わる風習に則るのもいいですよね。
ちなみに地域によってもいろいろ違うようですので、いちばんそれらしいやり方をご紹介します。
まずは、月の見える場所にお供えを用意しましょう。
お月見の時にお供えする月見団子の数
穀物の収穫に感謝し、米を粉にして丸めて作ったのが月見団子の始まりです。
十五夜には、十五にちなんで一寸五分(約4.5センチ)の大きさのおだんごを15個お供えしましょう。
十五夜だから15個(十三夜には13個)です。
15個の並べ方は、下から9個、4個、2個の3段、13個の並べ方は、下に9個、上に4個の2段です。
三方(さんぽう)という木の台に白い紙を敷いてお供えするのが正式スタイル!
十五夜(中秋の名月)にススキを飾る理由
古くからすすきは神様の依り代と考えられていました。
稲穂が実る前なので、稲穂に見立てたススキが選ばれたといわれています。
また、すすきの鋭い切り口は、魔除けになるとも考えられました。
悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味が込められているのですね。
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旬の野菜をお供えする
十五夜は別名「芋名月(いもめいげつ)」といい、里芋などの芋類の収穫を祝う行事でもあるため、里芋やさつまいもなどをお供えします。
さらに、旬の野菜や果物を供え、収穫に感謝をします。
御神酒(おみき)をお供えする
御神酒~おみき~とは、神様にお供えする日本酒です。
瓶子という入れ物に入れてお供えします。
お月見は、豊作を願う収穫祭が由来なんですね
お月見の宴をする
中秋の名月は、月がとても美しく見えて、お月見をするのに最も適している日です。
月を鑑賞しながら食事をするなりお酒を飲むなり、家族で楽しく過ごしましょう。
月見団子は食べても良い
十五夜のお供え物は、健康や幸せを祈願する意味があります。
食べる事によって神様との結びつきが強くなるとも考えられています。
家族でいただきましょう。
十三夜もお月見をしよう
日本では「十三夜」と呼ばれる、もう一つのお月見があります。
これは、旧暦の九月十三日にあたり、基本的にはこの夜も十五夜と同じように、月が見える場所にお供えものを用意してお月見をたのしみます。
「片月見をしないように」といく古い言い伝えも残っているようで、十五夜と十三夜どちらもお供えをし、月を愛でるのが正式なお月見だそうです。
2022年の十三夜:10月8日(土)
2023年の十三夜:10月27日(金)
2024年の十三夜:10月27(日)
今年の十三夜は10月18日(月)です!
おすすめのお月見絵本
小さいお子さんと一緒にお月見をする場合、絵本で教えてあげると分かりやすいですよね。
そこで、お月見に関係した絵本をいくつかご紹介します。
おつきみ どろぼう
お月見に関する疑問や簡単なおだんごの作り方を紹介しているお役立ちページもあります。
お月さまってどんなあじ?
月のこよみ2021
1年365日毎日姿を変えていく月を、実際に夜空を見上げて楽しむためのガイドブックです。
終わりに
秋にお月見が行われる理由は、夏や冬に比べて過ごしやすく、春に比べて空気が澄んでいる事も理由の1つです。
忙しい日々の中では、なかなか月のきれいな夜に気づけないものですよね。
この機会に家族で月をゆっくり鑑賞して、月光浴の効果を感じてみるのも良いですね。
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