月経血コントロールという言葉をご存知でしょうか?
毎月の憂鬱な生理をコントロールし、楽にするためのもので、「月経コントロール」とか、「経血コントロール」とも呼ばれています。
私自身が実践してみて、はや12年。
確かに生理はかなり楽になりました。
今回は、実体験より学んだこの月経血コントロールの方法や良し悪しについて書きたいと思います。
興味を持たれた方は読んで行ってください!
生理をコントロール!月経血コントロールとは何?
簡単に言えば、
「生理の時に、血を垂れ流しにせず、体内にある程度ためておいて、トイレで出す」
という、知らない人が聞いたら驚くであろう神ワザです。
昔、まだナプキンが普及されていなかった頃の女の人はそのようにしていたとかいなかったとか。
毎月当たり前のように生理用品を使っていると、まるで都市伝説ですよね。
私も出産後にちょっとしたきっかけで知ったので、目から鱗というか眉唾物というか、正直「あやしい」というのが初印象でした。
しかし、もしこんな事が本当にできるようになったら生理がだいぶ楽になるなと思い、調べて実践してみたというのが始まりです。
生理をコントロールする具体的な方法
月経血コントロールとは、
▶恥骨直腸筋を収縮させ、膣の入り口をぎゅっと閉じておき、トイレの際に開放する。
という、耳で聞けばシンプルな仕組みで成り立つものです。
▶「下腹部の中心に巾着袋があるイメージで、その巾着袋の口をギューっと締める」
これに尽きますが、目に見えない部分なのでイメージトレーニングが非常に大事になってきます。
座った姿勢から立ち上がる時などに意識してみて、血が漏れ出てこなければうまくいっています。
締めるイメージが出来上がったら、今度はためた血液をトイレで出します。
初めのうちは30分おきに行きましょう。
リラックスして体の緊張をとかねばなりませんので、細ーく息を吐きながら行います。
▶閉めていた巾着袋の口を開放する
というイメージです。
とは言え、人間トイレに座ると自然とリラックスするもので、すぐに血が降りてくる感覚が分かるようになると思います。
息を吐きながらお腹をへこませてみると、たまっていた血液を出し切る事ができます。
とにかく練習あるのみなので、毎回の生理で少しずつ上達していけるはずです。
生理コントロールを12年間実践した結果
私は月経血コントロールという言葉を産院で小耳にはさみ、独自に調べてゆるーく実行しています。
もう7年ほどになります。
結論から言うと、
今までよりは生理が格段に楽になったけど、期待しすぎるのも違う。
という感じでしょうか。
2人産んだ後に始めたからかもしれません。
若かりし頃ならもっと成果が得られたかも。
確かに、ナプキンを汚す量は減り、その分をトイレで出せています。
普段の日なら分厚いナプキンを使う事はなくなり、おりもの用ライナーのみで過ごせています。
しかしながら、完璧というところまではたどりつけていません。
しっかり下腹部を締めているつもりでも漏れ出てきます。
長時間は無理なので、生理3日目ぐらいまでは1時間~1時間半おきにトイレにかけこみます。
相変わらず生理は憂鬱だし、生理用品も手放せません。
1日中外出しなければならない日や、まめにトイレに行けない日は、厚いナプキンやタンポンも使わないととてもじゃないけど無理です。
7年も実行してきてここまでなのだから、自分にはこれが限界なのだと思います。
月経血コントロールは身体に悪い?
よく「月経血コントロールは身体に悪い」という話も聞きます。
そもそも経血をためておくという事が不衛生だ、とか、ずっと下半身に力を入れておく事が良くない、というのが理由のようです。
7年間やってきましたが、特に身体に不調が出てきたという事はありません。
ただ、何事も「人それぞれ」ですので合わない方もおられるとは思います。
実践してみて少しでも「おかしい」と思う事があったらすぐに中止してくださいね。
ゆるい月経血コントロールのすすめ
完璧とは行かなくても、今までのように垂れ流しではなくなった分、楽になったのは確かですし、不快感もだいぶ低減しました。
生理ではない時にも恥骨直腸筋を意識して鍛えたり、ヨガをやっている方はもっと成果を得られるのだと思いますが、自分のゆるい性格上、まあこのくらいできたらいいかな・・・と思っています。
完璧を求めると、ストレスになってしまったりするものです。
生理用品代は減るし、何より不快感からはだいぶ開放されるので、ゆるい感じでスタートしてみるのがおすすめです。
というわけで、「月経血コントロール」の体験談は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント